見たもん勝ち ～建設業応援団～
【関東整備局】 フレームワーク入札で地元企業の受注機会確保
2020/05/21建設時事
関東地整発
関東地方整備局は、2020年度事業の執行に向けた具体的対策を公表した。新型コロナウイルス感染症を踏まえ、不調・不落を回避するため、より円滑な工事発注と施工体制確保を図る方針で、フレームワークおよび公募型指名競争の入札方式を選択可能とするなどの対策を実施する。
フレームワーク入札方式は複数工事の発注計画を事前に公表し、受注者の参加意思を確認して名簿を作成。それに基づき業者を指名し、総合評価落札方式を行う。19年度第4四半期に行われた災害復旧推進モデル工事では一般土木で26件が発注され、全件の落札者が決定した。発注規模はB＋C等級の活用によりC等級企業が約9割落札したことから、地元建設業の受注機会確保が促進される結果となった。
公募型指名競争方式では、案件ごとに幅広く入札参加意欲を確認し、総合評価落札方式を行う。
両入札方式において要件を満たす全ての入札参加者を指名する場合には、「1者応札」であっても入札契約手続きを継続する。
そのほか、入札不調時における随意契約の実施などでは、工事や地域の特性、過去の不調発生状況を踏まえて適切かつ積極的に対応する。入札不調の可能性がある工事に対しては、入札参加資格要件の緩和や積算上最大限の対策を講じるとともに、入札公告を行う際に「記者発表」を実施する。
詳細はホームページ（www.ktr.mlit.go.jp/nyuusatu/nyuusatu00004206.html）を参照。
