見たもん勝ち ～建設業応援団～
【20年度第2次補正】 地方創生臨時交付金拡充へ2兆円
2020/05/28建設時事
建設メール
政府は27日、2020年度第2次補正予算案を閣議決定した。新型コロナウイルス感染拡大防止対策の強化を図るために必要な経費を計上しており、一般会計の歳出総額は31兆9114億円となる。注目の事業費としては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の拡充に2兆円、持続化補助金等の拡充に1000億円、教育ICT環境整備等のための光ファイバ整備推進に502億円、スマートライフ実現のためのAIシミュレーション事業に14億円などを盛った。
資金繰り対応の強化では総額11兆6390億円を追加する。内訳は中小・小規模事業者向けの融資に8兆8174億円、中堅・大企業向けの融資に4521億円、資本性資金の活用に2兆3692億円。また新型コロナウイルス感染症対策予備費には10兆円を充てる。
国土交通省関係では、国費総額169億2500万円が配分された。地域公共交通における感染拡大防止対策に138億500万円、国交省におけるテレワーク環境の整備に31億2000万円を充当する。
テレワークの関係では、感染拡大防止を図りつつ、国民の安心・安全等に直結する業務の継続を確保し、防災・減災や領海警備等の的確な体制を確保するため、本省、地方支分部局、気象庁、海上保安庁等で必要な環境を整える。おおむね全ての職員が遠隔地でもメールを確認できるようにする。
