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【CCUS】 国交省が義務化モデル工事試行で費用負担
2020/05/29建設時事
建設メール
国土交通省は、建設キャリアアップシステム（CCUS）義務化モデル工事を本年度から試行するに当たり、カードリーダー設置費用とカードタッチに伴う現場利用料を負担する方針を決めた。積算上、精算変更時に支出実績に基づき現場管理費として計上する。義務化モデル工事はWTO対象の一般土木工事の中から地方整備局が試行。CCUS活用目標の達成状況に応じて、工事成績評定で加点または減点する。夏ごろから工事発注が本格化する見通しだ。
カードリーダー設置費用については、購入の領収書や現場での使用実績を確認し、ウインドウズの場合は1台当たり1万円、iOS（アップル）の場合は1台当たり3万円を上限に費用を計上。原則として1工事で2台を上限とするが、施工箇所が点在するなどの事情で2台以上設置されている場合は、受発注者で協議を行い、必要に応じて費用計上を認める。カードリーダーではなく、顔認証カメラや顔認証型のリーダーで入場管理を行う場合も同様の扱いとする。ただしリースは対象外で、カードリーダー以外のパソコン・タブレット機器や通信費は計上しない。
現場で技能者がカードにタッチするごとに発生する現場利用料に関しては、受注者が提出する利用料の明細に基づき現場管理費として計上する。
なお日本建設業連合会では、国交省に対し義務化モデル工事へ積極的に参加する姿勢を見せた上で、必要な費用負担などを求める要望書を21日に提出していた。
