見たもん勝ち ～建設業応援団～
【CCUS】 都道府県で8割が企業評価の導入を検討
2020/07/28建設時事
建設メール
都道府県において建設キャリアアップシステム（CCUS）を普及・促進するに当たり、現在、8割が企業評価を導入または検討中であることが国土交通省の調査で明らかになった。本年度上期ブロック監理課長等会議に先立ち調べたもので、本年度内の実施予定を含めて8県が企業評価を導入し、31都道府県で評価の導入を検討している。国交省では4月に直轄事業でのモデル工事や先行する県による総合評価での加点等を踏まえた取り組みを要請しており、本年度からは入札契約実施状況調査等において、市町村を含めた地方自治体での導入状況も調査する方針だ。
先行する8県のうち、総合評価等で加点するのは長野県、山梨県、滋賀県、福島県で、政令市の浜松市でも導入済み。入札参加資格審査で加点するのは静岡県と福岡県。宮城県は国と類似のCCUSモデル工事の実施に向けた準備を進めている。
国交省では上期のブロック監理課長等会議において、直轄のCCUSモデル工事や地方自治体発注工事における加点評価など、先行する取り組みを参考にしながら、地域の普及状況も踏まえつつ、公共工事における優遇措置等について実施または積極的な検討を行うよう働き掛けている。
