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【関東整備局】 フレームワークモデル工事は8事務所・9件で試行進む
2020/07/28建設時事
関東地整発
国土交通省は新たな入札契約方式として、複数の工事について地域の実情や工事の特性を踏まえ、あらかじめ幅広く入札参加意欲を確認し、施工能力を審査した上で作成した特定工事参加企業名簿の中から指名競争入札を行う「フレームワークモデル工事」を試行している。関東地方整備局はいち早く取り入れ、2月の災害復旧工事で実施した。さらに2020年度で進めているモデル工事の実施状況によると、6月15日公示の北首都国道を初弾として7月22日の下館河川までに8事務所・9件を試行している。工事カ所数は合計34～36カ所程度となり、全て8～9月に入札する。同整備局では20年度中に10事務所での実施を計画している。
同モデル工事は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、技術者の確保、労働力・資機材の調達が困難であるなどの工事内容や地域特性を踏まえ、競争参加者が少数と見込まれ、技術的難易度が比較的低い工事について、受発注者双方の施工体制確保を図るもの。19・20年度入札参加資格業者に対し指名競争入札による工事への参加希望者を募り、申請書などを提出した者を対象に指名基準により選定した上で、指名競争入札（総合評価落札方式）を行う試行工事となっている。
事前に発注計画が公表されることで施工体制確保に見通しが立つことや個別発注時の資料簡素化に加え、指名通知から決定まで2週間程度と手続き期間が短いこともメリットとなる。
