見たもん勝ち ～建設業応援団～
【建設業景況調査】 地元建設業の景気「悪い」傾向が続く
2020/10/21業界動向
建設メール
北海道建設業信用保証と東日本・西日本建設業保証がまとめた2020年度第2回建設業景況調査（9月調査）によると、地元建設業界の景気は前期比で0・5ポイントマイナス幅が縮小したものの、「悪い」傾向が続いている。地区別では全ての地域で「悪い」傾向となっており、中国のマイナス幅が最も大きかった。来期（10月～12月）は「悪い」傾向が強まる見通しだ。
受注総額は前期比でマイナス幅が0・5ポイント縮小したが、減少傾向が続く。官公庁工事、民間工事ともに全ての地区で減少傾向となっている。来期は減少傾向が強まる見込み。
資材価格は前期比でプラス幅が1・0ポイント下降したものの、上昇傾向が続いている。価格が上昇した資材の代表例では「生コン・セメント」「砂利・砕石・砂」「コンクリート二次製品」「砂利・砕石・砂」「棒鋼」が多く選択された。来期の資材価格も上昇傾向が続く見通し。
また建設労働者の確保は困難傾向で、来期も同様の傾向が続く。賃金は今期、来期ともに上昇傾向が続くとみられる。
建設企業が直面している経営上の問題点は16期連続で「人手不足」が最多だった。「従業員の高齢化」は13期連続で2番目に多くなっている。
