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【国交省が通知】 社会保険加入徹底へCCUS登録者の選定を
2020/12/02建設時事
建設メール
国土交通省は1日付で、建設業関係110団体に対して下請契約や下請代金支払の適正化、施工管理の徹底などを求める通知を出した。一般的に盆暮れ通達と称され、例年、資金需要の増大が予想される夏と冬に要請しており、全国の自治体にも参考送付している。前回の通知からの主な変更点では、社会保険加入の徹底に関して、元請負人は登録時に社会保険加入確認を行っている建設キャリアアップシステム（CCUS）登録事業者を下請負人として選定することを推奨する記述を加えた。
また、CCUSを使用せず社会保険の加入確認を行う場合は、社会保険に加入していることを証明する関係資料のコピー（電子データ可）を提示させるなど、情報の真正性確保に向けた措置を講じることを要請した。
下請負人への配慮の関係では、2021年4月より建退共手続きの電子申請方式の本格実施と証紙方式の履行確認強化の運用が開始される予定であるため、元請負人に対してCCUSの積極的な活用と建退共制度の適切な運用を行うよう特に留意を求めた。さらに、下請負人も元請負人と連携し、建設技能者の就労実績の把握と掛金充当の徹底に努めることとした。
他にも通知に併せて、下請代金の決定に当たり公共工事設計労務単価を参考資料として取り扱う場合の留意事項について周知を行った。
