見たもん勝ち ～建設業応援団～
【国交省と総務省】 都道府県公契連で市町村に働き掛け／施工体制確保に万全を
2021/01/15建設時事
建設メール
市町村等における入札契約適正化に向けて、国土交通省と総務省が昨年12月に出した「都道府県公契連との連携体制強化」の要請通知を受け、新たな枠組みによる会議が動き出すことになった。18日の青森県を皮切りに、現時点で2月下旬までに21都道府県においてWEB会議の開催が予定されている。今回、初めて総務省の担当者も会議に参加し、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」等を踏まえた公共工事の円滑な施工確保の推進と、地方自治体発注工事における建設キャリアアップシステム（CCUS）の活用促進などを市町村に直接働き掛ける。
コロナ禍を考慮して全てWEB会議方式とするため、入札契約部担当部局に限らず発注や財政担当部局など幅広い関係者へ参加を求めている。
昨年12月に「5か年加速化対策」が閣議決定し、本年度第3次補正予算案で初年度事業費が措置されたことから、感染拡大防止対策に留意しつつ、施工確保に万全を期すよう事前に要請する。
CCUSに関しては、昨年11月末に開いた国土交通大臣と建設業4団体の意見交換で、市町村を含む地方自治体発注工事でのCCUS活用の働き掛けを強化する方針が示されたことや、2021年度から建退共におけるCCUS活用の本格実施を控えることを受け、取り組みの重要性をあらためて理解してもらう。
総務省は、早期執行を含めた施工時期の平準化や建設業の資金調達円滑化のための取り組みなどを説明する。
関東甲信越地域では、1月は20日に山梨県、22日に新潟県で、2月は9日に茨城県、12日に神奈川県、26日に東京都で開催を予定する。埼玉県、千葉県、栃木県、長野県は昨年までに開催済みで、群馬県は開催に向けて調整中。山梨県は本年度2回目の開催となる。
