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【21年度予算案】 山梨県の投資的経費は9・3％減の800億円
2021/02/15建設時事
建設メール
山梨県の2021年度当初予算案の概要が明らかになった。一般会計予算総額は、前年度比15・6％増の5292億8100万4000円となり、うち投資的経費は同比9・3％減の800億4973万2000円とした。建設関連では、愛宕山こどもの国再整備約3億円や次世代エネルギーシステム（米倉山）研究開発施設9億9000万円、機動センター（仮称）1億3110万6000円など工事着手に向け大型予算を計上。普通建設事業費は、前年度比8・4％減となる772億9171万円となった。
21年度当初と2月補正予算案に盛り込まれた公共事業費の合計額は895億円で、前年度に比べ20億円の増となった。注目されていた強靱化（防災・減災分）については、ほとんどが2月補正予算で盛り込まれているが、前年度（139億円）のおよそ2倍以上となる287億円を計上した。
愛宕山こどもの国再整備は21・22年度に自由広場の遊具更新とキャンプ場改修などをメインに進める。また管理棟建設と少年自然の家の解体工事については、管理棟が22年度、自然の家解体が23年度を見込んでいる。
次世代エネルギーシステム開発は米倉山（甲府市）で計画している次世代エネルギーシステムの研究開発施設建設に充てる。構造はRC造2階建て、建築面積は3800㎡を想定。事業完了の目標は22年度と定めている。新年度中の完成を目指す。
機動センター（仮称）建設は、笛吹市石和町の既存の施設が老朽化や手狭になっているため、施設敷地内に新たに建設する。県内に分散している交通機動隊や機動警察隊、鑑識課なども集約させ、科学捜査や初動捜査の拠点を建設する。新年度は、実施設計のほか、用地測量、地質調査を進める。
