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【i-Construction大賞】 本年度は26団体に栄誉／国土交通大臣賞が5団体
2021/02/26建設時事
建設メール
国土交通省は26日、本年度の「i－Construction大賞」の受賞者を発表した。民間企業を含む各発注機関から受注した工事・業務で2019年度に実施した取り組みのほか、19年度に各団体が独自に行った取り組みのうち、優れた実績を上げたものなどが対象で、工事・業務部門で13団体、地方公共団体等の取り組み部門で3団体、コンソーシアム会員の取り組み部門で10団体の計26団体が栄誉に輝いた。国土交通大臣賞は5団体で、それ以外は優秀賞となっている。
今後、表彰授与式を開催するとともに、国交省のホームページで受賞者の取り組みの詳細を掲載するなど、好事例を横展開していく。
工事・業務部門で国土交通大臣賞を受賞した高橋建設は、高知県が発注した「国道439号社会資本整備総合交付金工事」において、全国でも初となるミニバックホウの3次元マシンガイダンスが日立建機本社でも高く評価され、発表会の開催など普及促進に貢献した。また、山間地の工事では小型ICT建機の活用が有効なケースが多くあり、今回は現場条件が厳しい事例だったが、積極的なICT活用により安全性と生産性を向上させた。
地方公共団体等の取り組みで国土交通大臣賞に決まった富山市は、「インフラを守る時代のi－Construction」として、CIMの導入により配筋状況等を可視化することで鉄筋の干渉等の施工段階に起こり得る不具合を設計段階で解消。道路占用許可申請の分野では、インターネットからの電子申請が可能なシステムを構築し、ウィズコロナ時代における対面機会の減少とテレワーク促進に寄与するとともに、官民双方の事務省力化が期待できるとされた。
