見たもん勝ち ～建設業応援団～
【CCUS】 直轄Cランクのモデル工事は業界の賛同広がる
2021/03/01建設時事
建設メール
都道府県発注工事において建設キャリアアップシステム（CCUS）を普及・促進するに当たり、本年1月13日の時点で44都道府県が企業評価を導入または検討中であることが国土交通省の調べで分かった。11県が企業評価を導入、33都道府県で評価の導入を検討している。また、直轄Cランク工事の実施に関しては17の都府県建設業協会で賛意を表明する動きがあり、他にも4協会が検討中とするなど、新たな動きが広がっている。
企業評価の導入のうち、総合評価における加点は、福島県、栃木県、山梨県、長野県、静岡県、滋賀県、長崎県が導入し、静岡県は入札参加資格での加点も行う。国に準じたモデル工事は宮城県、群馬県、宮崎県が実施している。都道府県以外でも、福島県郡山市が入札参加資格で、浜松市と神奈川県茅ケ崎市は総合評価における加点を導入済み。山形県、千葉県、新潟県は検討していない。
直轄Cランク工事の実施に対しては、予定を含めて宮城、福島、栃木、群馬、東京、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、滋賀、大阪、兵庫、島根、岡山、宮崎、鹿児島の建設業協会が賛同。三重、高知、佐賀、長崎の建設業協会は協会内で検討を進めている。
国交省では都道府県等に対して、直轄事業でもモデル工事や先行する県による総合評価での加点等を踏まえた取り組みを要請しており、今後さらなる広がりが期待される。
