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【技術検定】 20年度は受験・合格者数減少も女性比率が過去最高に
2021/06/14積算・資格news
建設メール
2020年度における施工管理技術検定の結果によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い試験の中止・延期があった影響で受験者数、合格者数は7種目合計で前年度比8～16％減と減少したものの、女性の学科受験者数および実地合格者数ともに女性比率が過去最高を記録したことが、国土交通省の集計で分かった。
20年度はコロナ禍にあって2級学科試験（前期）を中止して後期試験の1回だけにしたほか、1級の土木・建築・電気は学科・実地試験がいずれも延期となった。1・2級建設機械（実地試験）は学科免除者のみ実施した。その結果、1級学科試験受験者数は9万4276人（前年度比14・4％減）、1級実施試験合格者は2万8478人（同比15・3％減）、2級学科試験受験者数は9万9666人（同比15・8％減）、2級実地試験合格者数は3万1333人（同比8・2％減）となった。2級学科のみ試験受験者数は3万3723人で、前年度比36・9％減と大幅に減っている。
女性の1級学科試験受験者数は3899人（女性比率4・1％）、1級実地試験合格者数は1627人（同5・7％）、2級学科試験受験者数は9021人（同9・1％）、2級実地試験合格者数は3041人（同9・7％）だった。このうち、2級実地試験合格者（2級技士）の女性合格者数は過去最多となり、初めて3000人を超えた。
建設業法の改正により、本年度からは施工管理技術検定試験が「第一次検定」と「第二次検定」に再編成され、第一次検定の合格者を「技士補」、第一次検定および第二次検定の両方の合格者に「技士」の称号が付与される。1級技士補については、一定の条件下で監理技術者を補佐する者として、早期に責任ある立場で活躍してもらうことができるようになる。
