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【骨太方針と成長戦略】 グリーン分野やデジタル化への投資推進
2021/06/21建設時事
建設メール
政府は18日に経済財政諮問会議・成長戦略会議の合同会議を開き、経済財政運営と改革の基本方針2021（骨太の方針）および成長戦略実行計画を策定した。骨太の方針では「日本の未来を拓く4つの原動力」として▽グリーン▽デジタル▽活力ある地方創り▽少子化対策を打ち出した。具体的な成長戦略では、実行計画の中で新たな成長の原動力となるデジタル化への集中投資・実装と環境整備、グリーン14分野に係る投資や研究開発などを進めるとした。
菅義偉首相は、各政策について「今後の予算編成や制度改正において具体化を行い、スピーディーに実現していく」と話した。また、こども庁の創設に向けて7月上旬には検討チームを立ち上げる方針を明らかにした。
成長戦略実行計画では、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略として洋上風力・次世代型太陽光・地熱産業での案件形成や導入拡大、住宅建築物産業での省エネ性能向上などを図る。物流・人流・土木インフラ産業も対象で、インフラ・都市空間等でのゼロエミッション化、建設施工におけるカーボンニュートラルの実現に総合的に取り組む。
建築分野では、外壁調査を行う赤外線装置を搭載したドローンについて、残された課題の検証を本年度に行う。一級建築士等による打診調査と同等以上の精度を確認の上、制度改正を行って来年度以降に建築物の定期検査における外壁調査で使用可能とする。
