見たもん勝ち ～建設業応援団～
【防災・減災対策】 強化事業推進費で15件に約80億円を配分
2021/07/01建設時事
建設メール
国土交通省は本年度第1回目の防災・減災対策等強化事業推進費として、15件に対して国費79億8265円の配分を決定した。被災地域での災害対策や大雨等による災害を未然に防ぐ事前防災対策などに対し緊急的に予算を支援する。主な箇所では、崖崩れ・地すべり等対策の道路維持管理事業の一般国道19号（長野市信州新町水内地内）に37億150万円、減災対策の道路維持管理事業の一般国道8号（糸魚川市市振）に12億5100万円、河川激甚災害対策特別緊急事業の肱川水系肱川・久米川（愛媛県大洲市菅田町菅田外）に事業費ベースで14億7636万4000円などが対象となった。
配分事業の内訳は、被災地域での災害対策として▽崖崩れ・地すべり等対策に7件、約42億円▽雪崩対策に1件、約2億円▽波浪対策に1件、約12億円―を配分する。災害が起きる前に被害を防止する事前防災対策では▽洪水・浸水対策に2件、約22億円▽土砂災害防止対策に2件、約1億円▽道路の安全対策に2件、約1億円―を充てる。
同推進費は、事業の実施環境が新たに整った場合などに年度途中に機動的に予算を配分し、防災・減災対策を強化する予算となる。
