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【ドローン】 レベル4飛行実現へ22年12月に新制度
2021/07/05建設時事
建設メール
国土交通省は、小型無人機（ドローン）のレベル4飛行の実現に向けた新たな制度整備を進めている。有人地帯（第三者上空）で操縦者の目視外で飛行を行う「レベル4飛行」を実現するため、機体認証および操縦ライセンス制度を創設しており、いずれも第一種（レベル4相当）と第二種に区分し、2022年12月ごろの新制度施行を目指す。機体認証は、関係者の意見等を踏まえながら本年度中に機体の安全基準の方向性を示す考え。操縦ライセンス制度も、操縦者に求める知識・能力を整理した上で本年度内に学科および実地試験の全体像を提示する。登録機関に関しては、22年9月の登録受付開始を目指し、本年度中に登録要件の方向性を決める。
第一種機体認証に当たっては、制度施行当初から都市部上空飛行を行う機体が製造されることは想定せず、まずは過疎地や山間部など地方部で実績を積み上げていく。安全基準の検討段階から機体メーカー等と情報を共有することでレベル4飛行用の機体が同時進行で開発され、新制度施行後に、速やかに実用化されるようにする。
また、レベル4飛行とレベル4未満の飛行のいずれにも共通で求める共通運行ルールを創設するとともに、レベル4飛行については、運航管理体制を個別に確認する。
