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【CCUS】 レベル判定の能力評価事務は9月から再開へ
2021/08/02建設時事
建設メール
国土交通省は、建設キャリアアップシステム（CCUS）と連携したレベル判定システムに関する当面の運用方針を明らかにした。レベル判定手続きのCCUSへのワンストップ化を目指すため、6月中旬より一旦停止している同システムに関して、9月から多くの能力評価実施団体で能力評価事務を再開する。また、再開時をめどにワンストップ化の仕組みと運用開始に関する素案を整理し、業界団体に提示する。7月末に開いたCCUS運営協議会の運営委員会で説明した。
CCUSに登録された建設技能者の技能や経験を正しく評価し、能力に応じた客観的な4段階の評価を行うレベル判定では、CCUSで登録技能者のレベル判定を受け付け、カード発行までの手続きのワンストップ化を目指すことになった。
それまでの準備期間においては、各能力評価実施団体が能力評価事務を実施することになっており、9月からは全38団体のうち約7割で能力評価事務を再開できる見込み。事務は団体が自ら行う場合のほか、全国建設労働組合総連合や日本機械土工協会へ委託する団体もある。その他の団体についても引き続き調整を進め、順次再開を目指す。
各団体が評価結果を直接CCUSに反映できるよう、来年4月を目標にCCUSを改良・供用開始する見通しだ。
CCUS登録技能者の保有資格・講習受講記録などの技能と、就業履歴等の経験に基づいて行われるレベル判定は、CCUSとは別に、建設技能者能力評価制度推進協議会のレベル判定システムで本年4月から運用を開始。その後、二つのシステムで申請手続きが生じる二重負担感が課題に浮上したことから、CCUS登録・変更申請の中でレベルアップを申請できるようにするワンストップ化を図ることにした。
