見たもん勝ち ～建設業応援団～
【気象庁概算要求】 線状降水帯の予測精度向上
2021/08/26建設時事
建設メール
気象庁の2022年度予算概算要求では、前年度比1・10倍となる527億5600万円を求めている。
主要施策のうち、線状降水帯の予測精度向上等に向けた取り組みの強化・加速化で53億6900万円を要求し、防災気象情報の高度化とともに、緊急時の情報解説など地域防災力向上を図る。
地震・津波災害等における防災行動および応急対策の支援強化には5億9000万円を充て、より詳細な推計震度分布情報を提供するほか、津波到達予想時刻をビジュアル化して提供する。また津波警報・注意報の解除見込み時間の提供も行う。
地震観測施設の整備には1億7500万円を求め、老朽化する多機能型地震観測装置や震度観測装置、ケーブル式海底地震計陸上伝送部を順次更新していく。
気候変動に関する監視・予測情報の充実の要求額は3億2600万円とし、気候変動対策のための持続的・集中的な観測基盤を構築する。
他にも現時点では数字計上ができない事項要求として、火山監視・観測用機器の整備を計画し、老朽化する火口カメラ・地震計・空振計等を順次更新する。
