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【観光庁概算要求】 DX推進で観光需要創出を
2021/08/30建設時事
建設メール
観光庁の2022年度予算概算要求では、前年度比1・20倍となる177億3500万円を求めている。主要施策では、DX（デジタルトランスフォーメーション）の推進による観光サービスの変革と観光需要の創出に10億円を要求し、デジタル技術と観光資源の融合等で新しい観光コンテンツ創出を図る。具体的にはVR（仮想現実）やAR（拡張現実）、5G等のデジタル技術と既存の観光資源、バス・鉄道等の移動手段を掛け合わせた新たな観光資源の造成、バーチャル空間等のオンラインを活用した来訪意欲増進と顧客定着につながる仕組みを構築する。
広域周遊観光促進のための観光地域支援事業には7億6500万円を盛り、観光地域づくり法人（DMO）が中心となり地域一体で行う、調査・戦略策定、受入環境整備、旅行商品流通環境整備などの取り組みに対して総合的に支援する。
訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業の要求額は34億8000万円。多言語での観光情報提供機能の強化、無料Wi－Fiサービスの整備、キャッシュレス決済の普及、バリアフリー化の推進、感染症対策の充実など、災害や非常時でも安全・安心な旅行環境を整備していく。
