見たもん勝ち ～建設業応援団～
【一級建築士試験】 学科試験は4832人が合格
2021/09/07積算・資格news
建設メール
7月11日に全国70会場で行われた2021年一級建築士試験「学科の試験」の合格者が7日に発表された。実受験者数3万1696人のうち、4832人が合格。合格率は15・2％だった。前年比で受験者数は増えたものの、合格者数と合格率は低下している。
合格基準点は、各科目が学科Ⅰは10点、学科Ⅱが11点、学科Ⅲおよび学科Ⅳは16点、学科Ⅴは13点で、かつ総得点87点に達成した者が合格となった。今年の試験問題は例年に比べて学科Ⅰの難易度が高く、総じて難易度も高かった。
合格者の男女比は男性が72・7％、女性が27・3％。平均年齢は30・3歳で、年齢別では24歳から26歳が30・2％で最も多い。
合格者を対象に10月10日に設計製図の試験を行い、12月24日に合格者を発表する。
◎木造試験の合格者は352人
7月11日に全国43会場で行われた2021年木造建築士試験「学科の試験」の合格者を都道府県知事が決定し、7日に発表された。実受験者数706人のうち、352人が合格、合格率は49・9％となった。受験者数と合格者数は昨年を上回っている。
合格基準点は100点満点中、建築計画、建築法規、建築施工の各科目でそれぞれ13点、建築構造で12点および総得点59点に達した者とした。
合格者の男女比は男性が67・0％、女性が33・0％。年齢別では24歳以下が89・8％と大半を占め、平均年齢は22・6歳だった。学生・研究生が89・7％となっている。
合格者を対象に10月10日に設計製図の試験を行い、12月2日に合格者を発表する。
なお同試験は全国47都道府県の指定試験機関である建築技術教育普及センターが実施している。
