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【施工管理技術】 1級3職種で初の「第一次検定」合格者決まる
2021/10/14積算・資格news
建設メール
全国建設研修センターが管工事、造園、電気通信工事の職種を対象に9月12日に実施した2021年度1級施工管理技術検定「第一次検定」の合格者が14日に発表された。技術検定制度の再編後、今回の3職種の1級では初の合格者が誕生した。
管工事は1万5827人が受験して3792人が合格、合格率は24・0％となった。合格基準は60問中36問以上の正解、かつ施工管理法（応用能力）7問中4問以上の正解だった。合格者のうち、2級管工事施工管理技術検定合格者は41・0％。合格者の年齢は25歳～29歳が20・6％で最多に。男女別では男性が94・3％と大半を占め、女性は5・7％だった。
造園では3008人の受験者のうち1080人が合格、合格率は35・9％だった。合格基準は65問中39問以上の正解、かつ施工管理法（応用能力）6問中2問以上の正解となった。合格者のうち、2級造園施工管理技術検定合格者が49・0％を占めた。合格者の年齢は45歳～49歳が18・8％で最も多かった。男女比は男性が87・3％、女性は12・7％だった。
電気通信工事の試験は8076人が受験し、合格者は4730人、合格率は58・6％に。合格基準は60問中36問以上の正解、かつ施工管理法（応用能力）5問中2問以上正解。合格者のうち、2級電気通信工事施工管理技術検定合格者は9・8％だった。合格者の年齢は45歳～49歳が27・1％で最多となっている。男女比は男性が98・6％、女性は1・4％。
第一次検定の合格者には、新たに1級技士補の称号が与えられる。また、2級の第二次検定合格者は実務経験を得ずに1級第一次検定を受験できることになった。これにより、1級第一次検定に合格した技士補のうち、主任技術者の資格を有する者は、監理技術者補佐として早期に責任ある立場で現場の施工管理に携わることができる。これまでと同様に所定の実務経験を積み、第二次検定まで合格すると、監理技術者として職務を行うことが可能になる。
