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【道路定期点検】 技術性能カタログ拡充で新たに51技術掲載
2021/10/25建設時事
建設メール
国土交通省は、5年に1度の頻度で義務化した道路施設の定期点検の際に活用できる「点検支援技術性能カタログ」を拡充した。昨年6月の時点で掲載した80技術に加え、国管理施設等での技術検証を経て新たに51技術を追加し、本年10月時点で131技術とした。同カタログは、国が定めた技術の性能値を開発者に求め、開発者から提出されたものをカタログ形式で取りまとめており、受発注者が参照することで、点検への新技術活用につなげていく。
道路橋の点検に活用できる技術は、新たに31技術を拡充した。内訳は、画像計測技術が10技術、非破壊検査技術が8技術、計測・モニタリング技術が13技術。水面からのドローンによる画像計測技術、磁気を測定し橋梁内部の損傷を把握する非破壊検査技術、3次元座標データの取得による橋梁下部工の洗堀状況の計測技術などを掲載した。
道路トンネルの点検に活用できる新たな技術は20技術が対象。内訳は、画像計測技術が8技術、非破壊検査技術が7技術、計測・モニタリング技術が5技術。今回、車両に搭載したカメラおよびレーザー計測装置による画像計測技術、たたきおとしの範囲の絞り込みを3次元映像化装置により可能とした非破壊検査技術、センサーによる遠隔監視のモニタリング技術などを新たに加えた。
