見たもん勝ち ～建設業応援団～
【22年度予算案】 新潟県の投資的経費は2月補正含め2160億円
2022/02/17建設時事
建設メール
新潟県の2022年度当初予算案の概要が明らかになった。一般会計は1兆3561億5000万円で前年度当初比3・6％減、うち投資的経費は1483億1149万1000円で、前年度比42億2255万6000円減（2・8％減）だったが、2月補正予算を含めると2160億8000万円となり、同比134億2100万円増加（6・6％増）している。当初予算の普通建設事業費は1433億569万円で、同比1・2％減少した。主な事業では、南魚沼警察署の建て替えで実施設計を進めるほか、本体工事発注を目指し、新年度分に8204万円を計上する。
投資事業は当初予算と2月補正予算を一体で捉え、国の「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」などの財源を活用。2月補正を含めて防災・減災対策は前年度を上回る996億円を確保。河川事業に290億円、道路事業には298億円、砂防事業に116億円、農業農村整備事業には114億円を投じる。
新規事業では、建設産業におけるDX推進へ1005万4000円を付け、バックオフィス部門システム導入や人材育成などを実施。ICT活用工事の普及促進には591万2000円を予算化し、新たに簡易型ICT活用工事の研修を行う。県営農道橋等保全対策事業には2億265万3000円を新規計上し、農道橋や農道トンネルの保全対策を推進。新規路線を開設するトキエアの認知度向上や佐渡空港の受け入れ環境整備では5億4382万1000円を確保した。
建築関係では、県立学校の大規模改修工事等で21億4968万6000円を計上。十日町警察署建築費には1億3464万9000円を充て、28年開署に向けて用地取得を進める。児童相談所の環境整備には1億7978万9000円を予算化し、上越児童相談所の一時保護所を増築する。
