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【企業情報】 NECが橋の異常を発見する新技術開発
2022/07/08特集企画／ＰＲ
建設メール
NEC（森田隆之社長、東京都港区）は、衛星SAR（合成開口レーダー）を用いたリモートセンシングとAI技術を組み合わせることで、橋の崩落につながる重大損傷を発見する技術を開発した。国土交通省が定める橋梁の点検項目のうち、従来は発見が困難だった「異常なたわみ」をミリ単位の精度で検知することにより、事故防止につなげていく。
新たな技術では、衛星を利用して得られた変位データと橋の構造や気温の変化を独自AIに学習させて、橋の変位予測モデルを作成。同モデルを用いて、点検期間にリモートセンシングで得られる変位データを分析することで、重大事故につながる可能性がある垂れ下がりなどの「異常なたわみ」の発見を可能にする。目視では気づきにくい程度の異常を、複数の橋に対してまとめて検知することができるため、近接での目視点検が困難な河川、海、谷などに架かる橋の点検業務が効率化される見通しだ。
同社では、解析技術を強化し、2025年度を目標に橋の管理者や点検従事者向けの製品化を図るとともに、橋を含むインフラ施設管理全般のDX推進に取り組むことにしている。
