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【統計調査】 9月の建設工事受注高は10カ月連続で増加
2022/11/11建設時事
建設メール
国土交通省が公表した2022年9月分の建設工事受注動態統計調査報告によると、受注高は11兆4661億円で前年同月比10・0％増となり、2カ月連続で増加した。公共機関からの受注は前年同月の落ち込みからの反動増もあり、特に好調だった。元請け受注高は7兆6027億円で、前年同月比3・6％増と2カ月連続で増加。下請け受注高は3兆8634億円で同比25・3％増と5カ月連続で増加した。元請け受注高のうち、民間等からの受注は5兆1613億円で同比1・8％減と2カ月ぶりに減少へと転じた。工事種類別では土木と建築は増加、機械装置等は減少となった。
1件500万円以上の公共機関からの受注工事額は、前年同月比20・1％増の2兆4272億円で2カ月連続の増加。国の機関からの受注工事額は同比26・3％増の7976億円で、国と独立行政法人が増加だった。地方の機関からの受注工事額は同比17・4％増の1兆6296億円と2カ月連続で増加した。都道府県と市区町村が2カ月連続で増え、いずれも2桁の増加となった。
民間は、建築・建築設備工事の1件5億円以上の工事受注額が前年同月比8・8％増の1兆4936億円で6カ月連続増加と好調を維持。大規模案件の受注があった製造業の工場・発電所、サービス業の住宅の受注の伸びが全体に影響した。
土木・機械装置等工事は、1件500万円以上の工事が同比9・4％減の8102億円となり、8カ月ぶりに減少している。
業種別では、総合工事業が前年同月比9・4％増の6兆9600億円、設備工事業が同比3・3％増の2兆8485億円といずれも2カ月連続で増加。職別工事業は同比27・5％増の1兆6575億円となり、5カ月連続で増加している。
