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【高速道路6社】 更新事業は4・7兆円残る
2023/02/21民間開発
建設メール
高速道路の更新や進化の取り組み状況が明らかとなった。首都高速、阪神高速、NEXCO3社と本四高速の計6社の高速道路更新事業は現行計画の事業費5兆4000億円に対し41％が契約済み。さらに、点検結果から新たに更新が必要とされたのは約1兆5000億円のため、約4兆7000億円が残っている。
更新事業は、劣化が著しい箇所などの抜本的な対策として2014年から実施。計画額約5兆4000億円に対し約2兆2000億円が契約済みで進捗率は約41％。ちなみに首都高は計画額約9300億円に対し約3900億円を契約しているため契約率は約42％。分母の大きいNEXCO3社は、計画額約4兆300億円に対し、1兆6700億円の契約額（約41％）となっている。加えて新たに更新が必要な箇所が点検から浮かび上がり、首都高で約3000億円、NEXCO3社で約1兆円とされている。
首都高は、約327㎞のうち、約64㎞で更新事業を実施中。新たに更新が必要な箇所として約22㎞が判明して、対策に約3000億円が必要とされる。これらを除く約241㎞は、新たに更新が必要となった箇所と同様の構造・基準の箇所等で損傷が顕在化する可能性があるため、更新事業の追加も検討する。
NEXCO管理の高速道路約1万㎞のうち約3000㎞が開通後40年以上経過し、約1360㎞で更新事業を実施中。定期点検と詳細調査の結果、新たに更新が必要な箇所が約500㎞判明。対策には約1兆円の更新が必要とされている。
