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【脱炭素都市】 優れた取り組みを表彰／国交省と環境省で制度創設
2023/10/13建設時事
建設メール
国土交通省と環境省は脱炭素都市づくり大賞を創設した。2050年ネットゼロを目指し優れた脱炭素型の都市開発事業を表彰する。国土交通大臣表彰、環境大臣表彰を各1件のほか、該当があれば特別賞の表彰も用意。第1回は11月28日までの募集期間で、24年2月の表彰を予定している。
対象となる事業は、日本国内で行われ、事業完了またはおおむね今後5年以内に事業完了見込みの開発事業であって▽事業区域において電力消費に伴うCO2排出実質ゼロを実現または30年度までに達成する計画▽省エネやエネルギーの効率的な利用により相当規模の脱炭素効果（温室効果ガス排出削減効果）が見込めるなど優れた脱炭素型の都市開発―を満たすもの。
斉藤鉄夫国土交通大臣は13日の会見で「2050年のネットゼロなどの目標達成には、温室効果ガスの排出量、エネルギー需要の多くを占める都市の脱炭素化が不可欠。また、都市緑地の質・量の両面での確保の重要性も高まっている。同賞を創設することで、今後のまちづくりGX（グリーントランスフォーメーション）の取り組みを一層推進していきたい」と期待を寄せた。
なお、国土交通大臣表彰は、良質な都市の緑地を創出・維持し、かつ、熱利用を含む質の高いエネルギー面的利用やデジタル活用により、効率的なエネルギー供給を行い、効果測定を行う等、特に優れたまちづくりGX等の取り組みを行っている事業が対象となる。
