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【上半期海外建設受注】 過去最高の受注額／北米の好調がけん引
2023/11/28業界動向
建設メール
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受注額の地域別比率＝海建協提供（クリックで拡大）
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海外建設協会は2023年度上半期海外建設受注実績速報を公表した。受注件数は972件（前年度同期868件）、受注総額は1兆1427億3700万円（前年度同期比6・2％増）。好調な北米地域がけん引し、過去最高の受注額となった。
地域別では受注総額の47・6％を占めているアジアは受注件数が717件、受注金額5446億3200万円（前年度同期比12・5％減）となった。40・5％を占める北米は、受注件数が79件、受注金額は4625億4500万円（同52・2％増）となった。アジアと北米の2地域で受注総額の88・1％を占めた。
アジアは前年度同期比で減となったが、前年度に大型案件の受注が集中した反動減であり、受注額はコロナ禍前の18年度同期と同水準の良好な結果となった。北米の受注額は港湾関係と病院関係でそれぞれ1000億円規模の大型案件の受注によって、過去最高の受注額となった。
国別受注額では米国（73件、4486億円）がトップ。2位はシンガポール（82件、1802億円）、3位が台湾（29件、942億円）、4位はインド（61件、650億円）、5位がタイ（153件、469億円）、6位はチェコ（21件、425億円）、7位がフィリピン（92件、362億円）、8位は中国（84件、345億円）、9位がインドネシア（52件、315億円）、10位はマレーシア（31件、193億円）の順となった。米国の好調が突出、2位のシンガポールを大きく引き離している。
プロジェクト別では、工場（2752億円、占有率24・1％）が最多。2位は港湾・海岸（1891億円、16・5％）、3位が商業ビル（1687億円、14・8％）、4位が公益施設（1412億円、12・4％）、5位が住宅（1183億円、10・3％）となった。
