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【BIM／CIM】 コスト、人材など課題／47都道府県20政令市で調査
2023/12/11建設時事
建設メール
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国土交通省は、47都道府県および20政令指定都市のBIM／CIM活用工事の課題などを調査した。実施団体は9団体、40団体が導入検討中としており、前向きに取り組んでいることから、早期対応へは課題対応が不可欠。検討中と回答した8割以上の団体がコスト、人材、機材に課題を抱えているという。また、実施団体からは課題への工夫などの取り組みも聞き取っている。
活用工事の実施状況は実施9団体、検討中40団体のほか未検討18団体の内訳となっている。
導入する上での課題とされるのは、ソフトや機器類導入といったコスト、技術者不足や人材育成、高スペックパソコンなどの機材不足の回答が上位を占めている（表参照）。
活用工事を実施している9団体からは▽官民学によるBIM／CIM推進協議会を発足し、取り組みを推進▽課題把握のため高性能PCを導入したところ、3次元測量や3次元モデル作成等の事例が増加した▽意見交換会・講習会等の実施―などの工夫や工夫からの成果を示している。協議会設置や意見交換会による人材育成のほか、高性能PC導入で取り組みが進んでいるという。
同じく9団体には実施のメリットを聞いており、住民説明会・関係機関協議等の合意形成の円滑化、さらに埋設物や干渉箇所の確認による工事手戻りの防止といった意見があった。
